Kindle本を出版したのに読まれないとき、本文を全部直す前に五つの地点を確認。検索・表紙・紹介文・約束と本文・表示の点検表から、見る場所を一つ選びます。

Kindle本を出したのに数字が動かず、「本文を全部直すか、SNS投稿を増やすか」と迷っていませんか。

原因を決める前に、検索から本文の表示までを五つの地点へ分けてみてください。点検表へ確認できたことを残し、最初に見る一箇所を選びます。

Kindle本が読まれないとき、本文を全部直す前に見ること

「やっぱり、内容が薄かったのかな」

原稿を疑う前に、今分かっていることを確かめたいです。注文が少ないことと、商品ページが見られたのに選ばれなかったことは、同じではありません。KDPの注文数やKENPだけでは、商品ページの閲覧数やクリック率は分かりません。

ここから行うのは、売れない原因を確定する検査ではなく、自分で確かめられる不備を探す点検です。対象は公開状態、タイトル・表紙、商品紹介文、本文との約束、表示と順番の五つ。全部を改修する必要はありません。

検索で見つかるか、公開状態を確認する

まずKDPの本棚の状態を見て、対象ストアの商品ページを開きます。ページを開けるか、表紙や書名が想定どおりかを記録してください。

検索に出ない場合、公開の失敗とはまだ決められません。公式は販売開始後に検索結果へ反映されるまで最大72時間かかる場合を案内しています。出版の審査・販売開始と、検索反映の時間は分けます。KDP公式の本の検索、タイムライン

商品ページが開けるのに一般的なキーワードの上位へ出ない場合は、ページが存在することだけを確認済みにします。検索順位の理由を、設定ミスと即断しないでください。

タイトルと表紙から、何の本か伝わるか

自分の本の表紙を小さくして、書名を読んでみます。扱うテーマは分かるか、必要な言葉が読めるか。まず見たいのは、この二点です。

説明用の例なら、「明日への扉」という案だけでは、実用書か小説かを選べません。「はじめての転職面接」と添えると、少なくとも扱う場面が見えます。どちらが売れるかという実験結果ではなく、内容を判断できるかの比較です。

自分は内容を知っているので、言葉を省いても分かってしまうんですよね。可能なら、想定読者に近い人へ「何を扱う本に見える?」と、答えを誘導せず聞いてみてください。聞けない場合は、確認未了と残せます。

商品紹介文で、自分向けと分かるか

紹介文の最初の一段落を読んで、誰のどの困りごとへ答える本か、本文から何を持ち帰れるかを書き出します。

「熱意を込めて書きました」だけでは、必要な本かを選びにくいです。たとえば「初めての面接で、職歴をどの順に話すか迷う人へ」なら、読み手が自分の場面と比べられます。

ここで約束する内容は、本文で説明できる範囲にします。商品紹介を直したら売上が伸びるとは、この点検からは言えません。購入前の判断材料が欠けていないかを見ます。KDP公式の内容紹介の入力

購入前の約束と中身がそろっているか

タイトルや紹介文で「初心者向けの手順」と書いたら、本文に手順と必要な前提があるかを探します。「チェック表付き」と書いたら、実際に使える表があるかを確かめます。

約束したものへたどり着く前に、同じ結論を何度も読ませていないでしょうか。文章を増やすより、表の前で足りない説明と、重複する説明を分ける方が先の場合もあります。

短すぎる内容や読みにくい書式などは、KDPの品質上の確認対象です。ただし、全冊共通の文字数を満たせば品質が保証されるわけではありません。KDP公式の品質ガイド

読める表示と、読み進める順番になっているか

執筆画面だけで終えず、対応するプレビューで目次から各章へ移動し、見出し・画像・表を確認します。日本語DOCXならKDPのオンラインプレビュー、EPUBならKindle Previewer 4など、ファイルに合う確認先を選びます。KDPオンラインプレビュー、Kindle Previewer

表示に問題がなくても、必要な説明の順番は別に見ます。読者が用語を知らない段階で設定を求めていないか。操作後に知るべき注意が、ずっと後ろへ置かれていないか。読者が動く順に、一章だけ読み直してみてください。

五地点の表から、次に確認する一箇所を選ぶ

地点 自分で見ること 結果・次の確認
公開状態 本棚の状態と商品ページ ____
タイトル・表紙 小さくしてもテーマが読めるか ____
紹介文 誰へ何を渡す本か ____
約束と本文 紹介した手順や具体物があるか ____
表示と順番 目次移動・表・前提の位置 ____

結果は「○=確認した範囲で問題なし」「△=直す箇所あり」「不明=まだ確認できない」で残します。たとえば「商品ページ○、表紙の副題が縮小すると読めない△」なら、本文の全面改稿より、副題の表示を先に試せます。

今日選ぶのは一箇所です。数字の意味がまだ混ざる場合は、KDPレポートの観測・不明・次確認へ。五地点のどこにいるかも分からない場合は、Kindle出版の始め方で現在地を選んでください。