Kindleの著者紹介に何を書くか。テーマとの関わり・書く理由・語れる範囲を三行で整理します。作例とKDPの著者名・著者ページの違いから、事実を盛らない紹介へ。

「著者紹介に書くような肩書きがない」と、Kindle本の略歴を空欄にしたくなっていませんか。

立派に見せる前に、そのテーマとどう関わってきたかを事実で置いてみてください。関わり・書く理由・扱う範囲の三行から、保存できる略歴の下書きを作ります。

Kindle著者紹介へ書く実績がなくて止まる

「専門家じゃない僕が、何を名乗ればいい?」

無理に名乗る資格を探すより、本文を書ける材料との関係を伝えたいです。読者が知りたいのは、すごい人かどうかだけではなく、どんな経験や確認に基づく本なのかということ。

仕事で扱ったこと、自分で試して記録したこと、学んだ範囲。事実として説明できる関わりがあれば、そこから書けます。関わりがまだ薄いなら、略歴だけを強くするより、まず語る範囲を絞る方が合っています。

KDPの著者名欄と、著者ページの略歴は別

KDPの著者名は、本のメタデータとして登録する名前です。主要著者の欄は出版後に変更できない項目なので、表記を確かめてから登録します。KDP公式の著者の説明

一方、Author Centralの著者ページは、略歴などを管理する場所です。公開された本を紐付けて利用します。出版前には文を下書きとして用意できますが、著者ページの手続きを終えたことにはなりません。KDP公式のAuthor Central

この区別を知っておくと、「名前の入力欄へ経歴まで書く?」と迷わずに済みます。まず略歴の文章を、原稿と同じ場所へ保存しておきましょう。

まず三行だけ、事実から書く

次の型を、確認できる内容で埋めます。

テーマとの関わり:__を、__の場面で経験・記録してきた。
書いた理由:__で困る人へ、__を先に伝えたくて書いた。
扱う範囲:本書では、__を判断・実行するところまで扱う。

一行目では、期間や成果の数字を無理に足さないでください。書くなら、記録などで確かめられる数字にします。二行目は、その関わりがなぜこの本になったのか。三行目は、読者が本文の範囲を選べる言葉です。

三行全部が経歴紹介になったら、二行目を読者が困る場面へ戻します。逆に、読者への気持ちだけになったら、一行目の事実へ戻ります。

テーマとの関わり・書く理由・範囲を、例文で比べる

以下は実在する著者や受講生の略歴ではなく、説明用の例です。

初めて後輩を教える立場になったとき、作業を口頭だけで伝えて、手順が食い違うことがありました。

同じように教え方で困る人へ、作業の説明を紙に整理した過程を伝えたくて、本書にまとめました。

本書では、一つの作業を分解し、確認しながら伝えるためのメモを作るところまで扱います。

「多くの後輩を成功へ導いた専門家」とは名乗っていません。試したことと、この本で提供する範囲を見せています。自分の略歴では、経験していない場面をこのまま使わず、実際の関わりへ置き換えてください。

資格が本のテーマに関係するなら、正式な名称で書けます。関係しない肩書きを全部並べると、どの経験に基づく本かが埋もれるので、本文に必要なものを残します。

三行が埋まらないなら、語れる範囲の確認へ戻る

「このテーマを少し調べただけで、関わりと言えるほどではない」

その場合は、体験の専門家を演じなくて大丈夫です。調べた情報を整理した本なら、どの情報をどう確認したかを本文で示す方へ進めます。個人の体験と、他者の情報は同じ根拠にはしません。

三行を書いたら、各文の根拠を自分で一つ挙げてみてください。経験の記録がある、原稿に扱う範囲がある、正式な資格名を確認できる。根拠を言えない成果は、文から外します。

語れる材料がまだ分からない場合は、実績ゼロのときに経験を三列で整理する方法が先です。

出版前は三行を保存し、公開は対象の場所を確かめる

今日は、三行を略歴の下書きとして原稿と同じ場所に保存したら完了です。巻末へ入れる文なのか、出版後の著者ページで使う文なのかも、メモへ残しておきます。

名前の登録、略歴の文章、Author Centralの操作を一度に終える必要はありません。工程を整理する場合は、Kindle出版の始め方で現在地を選んでください。