Kindle原稿の一文目が決まらないなら、章の終わりを先に。読む前・読んだ後・章の役割を三行にし、第1章の最初の段落へ使う材料を拾います。
Kindle原稿の一文目が決まらず、書いては消していませんか。
第1章がどこから始まり、どこで終わるか決まっていなければ、そりゃ止まります。読む前・読み終えた後・章の役割を三行で置き、最初の段落に使う材料を拾いましょう。
Kindle原稿を書き始める前に、章の終わりを決める
章の終わりが見えないまま書こうとすると、最初の一文へ判断が集中します。
何から説明する?
どの例を入れる?
どこまで書けば、この章は終わり?
書き出しながらこの三つを決めると、一文目を選ぶだけでも重くなります。目次があることと、章の中身が決まっていることは別です。目次を先に作ったときは、見出しだけ決まり、中身が空いたままになることもあります。
だから、書き出しを増やす前に、章の始まりと終わりをメモにします。
第1章の下へ、三行だけ置く
目次の最初の章を開いて、その下へ書きます。
- 読む前:読者はいま何に困り、何を決められない?
- 読んだ後:この章を読み終えたら、何を一つ決められる?
- この章の役割:そのために、どんな思い込みを外し、何を渡す?
「初心者」「悩んでいる人」では、まだ広すぎます。
「原稿を開いたけれど、最初の一文が出ない」
読んだ後には「最初の章の役割を一文で置ける」のように、終えられる動作を一つ書きます。空欄を残してもいいので、まず書ける行から。
三行から、最初の段落に使う言葉を拾う
※以下は書き方を示す記入例で、本人・受講生事例ではありません。
章のテーマを「予定が崩れた日に、仕事をどこから戻すか」とします。
- 読む前:予定が一つ崩れると、残りも全部できない気がして手が止まる
- 読んだ後:今日残す作業を一つだけ選べる
- この章の役割:全部を取り戻す考えから、今日残す一つを決める考えへ切り替える
この場合、最初に使う候補は「予定が崩れた場面」です。
午後三時。午前中に終えるはずだった作業が残っている。予定表を見るほど、「今日はもう無理だ」と閉じたくなる。全部を取り戻そうとせず、今日残す一つだけを決めます。
完成した書き出しではありません。でも、白い画面へ戻ったときの手掛かりが一つ残ります。
うまい言い回しは後で直せます。先に、三行の中でいちばん具体的な言葉を一つ拾ってください。
今日、第1章の下へ一行だけ書く
文書を閉じる前に、第1章の下へ「読む前」の一行を置いてみてください。
まだ本文を書かなくて構いません。
「何に困っている読者が、この章を開くのか」
そこが書けたら、一行の中でいちばん具体的な言葉へ丸をつけます。次に文書を開いたとき、その言葉を一段落目の手掛かりにしてください。
三行を埋めようとして章の役割が決まらないときは、Kindle本の目次が作れないとき|読後の変化から章の役割を決めるを使えます。出版の工程を確認したい場合は、Kindle出版の始め方を使ってください。