初めてのKindle出版で大切なのは、最初から100点の本を作ることではありません。60点でもいいから一通り最後までやってみることで、出版までの流れが見え、〝自分にもできた〟という感覚が残ります。完璧主義で動けない人に向けて、最初の一冊を出す意味と、Kindle出版が人生を動かす火種になる理由を解説します。
こんにちは、けいすけです。
Kindle出版に初挑戦する人の多くは、
最初から「ちゃんとした本を出さなきゃ」と考えます。
読者に価値を届けたい。
変なものを出して恥をかきたくない。
どうせ出すなら、納得できる一冊にしたい。
その気持ちは、とても自然なもの。
でも、最初の一冊で本当に大切なのは、
完璧な本を作ることじゃないんです。
まずは、60点でもいいから一通り最後までやってみること。
そして、
〝自分にもできた〟という感覚を取り戻すこと
Kindle出版というと、本を出版すると思われがちですが
僕はこう思うんですよね。
Kindle出版とは、止まっていた人生を
動かす〝火種〟であると。
大人になるほど「初めて」が怖くなる
大人になると、僕たちは少しずつ、
自分のできることと、できないことがわかってきます。
得意不得意が見える。
失敗しそうなことを避けられる。
無理な挑戦をしなくなる。
一見すると、成長だし、効率的です
でも、その一方で、
人生から少しずつ〝初めて〟が減っていくんですよね。
初めてのことって、大体面倒。
調べても正解がわからない。
人に聞かないと進まない。
やってみたら、思ったよりうまくできない。
うまくできない自分に出会うと
「こんなこともできないのか」
「今さら始めても遅いんじゃないか」
「やっぱり自分には向いていないのかもしれない」
そんな声が、心の中でこだますこともあります。
そして、少しずつ挑戦を避けるようになります。
失敗しない範囲で動く。
恥をかかなくて済む場所にいる。
できることだけを選ぶ。
一時的には安心だけど…
その安心の中にずっといると、
今度は「できること」まで小さくなっていきます。
気づいたら、未来を見る目が少し暗くなっている。
「どうせ無理だろう」
「もう遅いだろう」
「今さら自分に何ができるんだろう」
そうやって、自分の可能性を、過去の経験だけで判断してしまうんです。
完璧主義は、向上心ではなく「自己防衛」かもしれない
完璧を目指すこと自体は、悪いことではありません。
いいものを作りたい。
人に喜ばれるものを出したい。
自分でも納得できる形にしたい。
その気持ちは、大切です。
ただ、完璧主義の裏側には、
「失敗したくない」「傷つきたくない」
そんな自己防衛が隠れていることがあります。
「まだ準備が足りない」
「もう少し勉強してから」
「もっと整えてから出そう」
でも、本音をよく見ると、
「怖いから、まだ出したくない」
になっていることもあります。
なぜなら人の脳は、危険や不快を避けようとするから。
新しい挑戦を前にすると、過去の失敗や不安を引っ張り出して、
「あのときこうなった→だから次もこうなる!だからやめとこ」
って、行動にブレーキをかけるんです。
考えれば考えるほど、動けなくなることがあります。
「失敗したらどうしよう」
「変に思われたらどうしよう」
「自分には無理かもしれない」
この情報ばかりを頭の中で回していたら、怖くなるのは当然。
不安を消してから動ける人なんて少数でしょう。
というか逆なんですよ。
小さく動くから、不安が少しずつ安心へと変わっていく。
この順番が大事なんです。
一通りやってみると、頭の中に地図ができる
完璧を目指すより、まず一通りやってみる。
これめちゃくちゃ大切です。
なぜなら、実際に行動すると、
頭の中に新しいデータが入るから。
考えているだけのときは、
過去のデータを何度もリピート再生するので
不安ばかりが大きくなります。
でも、やってみると違います。
「意外とできた」
「ここは難しかった」
「でも、ここまでは進めた」
「次はこうすればよさそう」
現実を通じて、最新のデータが入ってくる。
すると、不安で埋められた地図が、
少しずつ書き換わっていきます。
Kindle出版も同じです。
- 企画を考える。
- タイトルを決める。
- 原稿を書く。
- 表紙を作る。
- 商品ページを整える。
- 出版ボタンを押す。
- 告知する。
- 読者の反応を見る。
この流れを一度でも体験すると、全体像が見えてきます。
全体像が見えると、人は少し安心します。
安心すると、次の挑戦がしやすくなります。
最初のKindle出版は100点ではなく、60点でいい
初めてKindle出版に挑戦する人が、
最初に目指すべきもの。
それは、100点の本ではありません。
60点でいいから、一通り最後までやってみること。
なんですよ。
もっと言えば、最初は51点でもいい。
ギリギリでもいい。
不格好でもいい。
ちょっと恥ずかしくてもいい。
まずは、最後までやってみる。
途中で止めてしまうと、
「やっぱり自分には無理だった」
という記憶が残りやすくなります。
でも、たとえ不格好でも最後まで出せたら、
そこには小さな達成感が残ります。
「出せた」
「終わらせた」
「自分にもできた」
この感覚が、次の行動につながります。
だから最初の一冊は、完成度よりも完走です。
きれいに走ることより、まずゴールまで行ってみる。
それでいいんです。
僕は、最初の挑戦における「補助輪」でいい
僕は、伴走コーチと名乗っています。
でも、初めてKindle出版に挑戦する人にとっては、
もっとわかりやすく言えば、補助輪でいいと思っています。
最初から一人で全部できなくていい。
むしろ、最初から一人で完璧にやろうとするから、途中で動けなくなります。
自転車だってそうです。
最初は補助輪に支えられながら、少しずつバランスを覚えていく。
転びそうになる。怖くなる。
それでも、少しずつ進めるようになる。
そのうち、ふっと体が覚える瞬間がくる。
Kindle出版も、それと同じです。
最初から売れるタイトルを作れなくていい。
最初から完璧な原稿を書けなくていい。
最初から告知が上手にできなくていい。
まずは、その世界に慣れること。
出版までの流れを、頭ではなく体で知ること。
ここから始めればいいんです。
Kindle出版は「完成品」ではなく「始まりの合図」である
最初のKindle出版で大事なのは、
まず、出すこと=一通りやってみること。
そして、
〝自分にもできた〟という体験を、自分の中に残すこと。
文章は、あとから磨けます。
表紙も、あとから改善できます。
商品ページも、告知も、二冊目、三冊目で良くなっていきます。
でも、最初の一冊を出した人にしか、二冊目の改善はできません。
どれだけ本を読んでも、
どれだけノウハウを学んでも、
実際に出してみないと見えないものがあります。
- 読者の反応
- 自分の苦手な工程
- 思ったより楽しい作業
- 想像以上に時間がかかる部分
- 次に改善すべきところ。
それらは、出した人にしか見えません。
だからこそ、最初の一冊は完成品というより、始まりの合図です。
人生を動かすための火種です。
60点の一冊が、誰かの心に火を灯すこともある
自分では60点だと思っている一冊でも、
誰かにとっては必要な一冊になることがあります。
完璧な文章ではなくても、
その人の経験だから届くことがある。
きれいに整ったノウハウではなくても、
悩みながら進んできた言葉だから、救われる人がいる。
読者が求めているのは、
いつも完全無欠の五条悟みたいな
先生だけじゃありません。
ときには、少し先を
泥だらけで歩いている
そんな人のリアルな声が欲しいんです。
「自分も同じところで悩んだよ」
「でも、こうやって少しずつ進めたよ」
「だから、あなたも大丈夫だよ」
そんな言葉に、心が緩み、ほどけることがあります。
だから、60点の一冊を恥ずかしがらなくていい。
それは未完成なのではなく、
誰かの背中をそっと押すための、
始まりの形かもしれないのだから。
まとめ|最初の一冊は、未来を照らす火種になる
初めてのKindle出版で大切なのは、
は60点でもいいから、一通り最後までやって
出版までの流れを体験すること。
そして、〝自分にもできた〟という感覚を取り戻すこと。
その一冊は、大きな成果を生まないかもしれません。
でも、確かに言えることは
自分の中に小さな火を灯してくれる、ということ。
「まだできるかもしれない」
「もう一回、挑戦してみようかな」
「自分の経験も、誰かの役に立つかもしれない」
そう思えるだけで、未来の見え方は少し変わります。
Kindle出版は、本を出すこと以上に、
その明るさを取り戻すための入口です。
小さくてもいい。
不格好でもいい。
60点でもいい。
まず、自分の手で作って、世の中に出してみる。
その瞬間、止まっていた人生の歯車が、少しだけ動き始めます。
小さな火種は、やがて、自分の未来を照らす灯りになる。
そしてその灯りは、まだ見ぬ誰かの心にも、そっと火を灯していくのです。