習慣が続かない原因「現状維持プログラム」の正体

【地】基礎訓練キャンプ

「またやってしまった…。」

新年の抱負を立て、今度こそは
運動を日常に取り入れる、
健康的な食生活を送る、
読書を習慣化する…

そう心に誓ったはずなのに、
気が付けばいつもの生活パターンに戻っている…

これはなぜでしょうか?

私たちが新しい習慣を身につけようとする時、
知らず知らずのうちに、強力な内部の抵抗を
受けているからです。

その抵抗勢力を
現状維持プログラム』と呼びます。

けい
けい

こんにちは、けいです。

このページでは、
「現状維持プログラム」の正体を明らかにし、
なぜ私たちは変化を望みながらも、
古い習慣に固執してしまうのか、
その理由を探求します。

習慣が続かない原因 ~ 今までの当たり前が邪魔をする ~

「習慣が続かないのは自分の意志が弱いからだ…」

そう思っている方は安心してください。
実は一切関係ありません。

なぜなら原因は
自分にとっての当たり前の基準』にあるからです。

当たり前の基準とは、
生まれてから今までの間に
積み重ねてきた習慣によって作られたもの
です。

だから、新しい習慣をつくろうとすると、
今までの積み重ねてきた
「当たり前の基準」が障壁となります。

その障壁を乗り越えて、
新しい習慣を作るためには
これまでの『当たり前の基準を書き換えていく』
ということが必要になります。

じゃあどうやって書き換えていけばいいのでしょうか?

その前に僕らの【命を守る仕組み】について
理解を深めたいと思います。

それはあなたを邪魔する当たり前
別名「現状維持プログラム」についてです。

命を守る仕組み『現状維持プログラム』が習慣化を邪魔する

現状維持プログラムとは、
『ホメオスタシス(恒常性)』のことで

外界の変化に影響されず、
一定の状態を維持しようとする働きです。

この働きは
体温や血圧の調節などの役割を
担っています。

まさに僕たちの命を
守るための仕組みと言えますね。

イメージは、
スパイ映画でよくある
「監視センサー」でしょうか。

24時間365日、このセンサーが
僕らの状態を監視し続けているんです。
体内に潜むALSOKですね。

現状維持プログラムの厄介なところ

命を守るための仕組みの
「現状維持プログラム」ですが
現代ではミスマッチで厄介なところもあります。

それは
体だけでなく、心にも反応する
ということ。

例えば、
新しいことに挑戦しようとすると

ウー!ウー!!(警報音)
これまでの自分と違うことやっています。
命の危険が迫ってきます。
ただちにやめてください!

こんな風に警報機が作動して
あなたのやる気を抑制してきます。

なぜ新しいことをやろうとした時に、
警報をならすのか?

それは僕らのDNAに
深く刻み込まれてるからです。

もともと人類は狩猟採集の時代から
ほとんどDNAが変わっていません。

その時代はどういう人が生き残れたかと言うと、
新しいことをやらない人達でした。

みんなで協調性を持って
作物を取って、毎日同じことを淡々とやる。
これこそまさに最高の生き残る術だったのです。

でも、一人だけ
新しいところに出かけて

もしも他の部族と衝突したら
部族間抗争が起こって
滅びるかもしれません。

そういう可能性があるから
新しいことをするのは、
命の危険があるので
やってほしくないというわけです。

だから
・今までやったことないことをやる
・今までやっていたことをやめようとする
といった新しいことをやろうとすると

現状維持プログラムが
起動するようになっているんですね。

面白いことに、実際に
命に危険があるかどうかは
一切関係なくて、

とりあえず危険そうなのは
全部反応しとけって感じのアバウトさ。

しかも、ありとあらゆる手段を使って止めにかかります。

現状維持プログラムの抑制事例
  • 「自分にはどうせ無理だ…」と自己嫌悪に陥らせる
  • 「お前にできるわけがない」と、誰かに言わせる
  • 「本当にやるのか?」と、本気度を試すお試し現象をしてくる

上記のようなことをやってきます。

だから、
「よしやるぞ!」と勢いよく始めても
なかなか習慣が続きません。

むしろ、勢いをつけすぎると
逆に、現状維持プログラムの監視の目に
見つかってしまうからです。

つまり、いかに

現状維持プログラムの
監視の目をすり抜けるように
習慣をつくるか

ということが鍵になってきます。

ではどうやったら、
監視の目をすり抜けることができるのか?

そのためには、
あなたの中に眠る強い味方【潜在意識】の
すごい力を借りる必要があります。

まとめ

ここまでで、
「現状維持プログラム」が
私たちの習慣づくりにおいて
最大の障害であること。

そしてそれが
なぜ習慣を変えることが難しいのかについて
お伝えしてきました。

『習慣を変えるのって難しいんだ…』と
暗い気持ちになるかもしれません。
しかし、希望を捨てるのはまだ早いです。

この内部の抵抗力に打ち勝ち、
習慣を自在にデザインする方法があるのです。

次章は、私たちの「潜在意識」を
いかにして強力な味方に変えるか
ということに焦点を当てていきます。

潜在意識の力を利用して、自らを変革し、
習慣を根本からデザインする方法を
共に学び、深めていきましょう。

自分自身の心の力を解放し、
習慣を形成する過程で起こりうる
内的な抵抗を克服するための知識と技術を
深掘りしていきます。

この力を身につけることで、
あなたはただの習慣を超え、

人生を豊かにする
長期的な変化を生み出すことが
できるようになるはずです。

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